スーパーウォール工法ってどんな工法?その4

こんにちは。3月になりました。

春ももうすぐそこ。桜が咲いてお花見するのが楽しみですね。

さて今日も引き続きスーパーウォール工法ってどんな工法なのか説明しますね。

今日は耐震性について。

いつ起こるかわからない災害…。これから建てるおうちは災害に強くなくてはいけません。

もちろんスーパーウォール工法も災害に強い工法になっています。

地震や台風などの水平に対して抵抗する力を持つ壁のことを耐力壁というのですが、

これには強さによって数値が決められており、一般的な古いおうちに使われている筋交いという斜めに架かる木材の壁倍率は2.0倍。

SWパネルの壁倍率は2.5倍。さらに建築基準法で最高値の壁倍率5.0倍のパネルもあります。それらを壁全体にバランスよく配置されることで、とても災害に強い造りとなるのです。

一般的なおうちの筋交い

 

 

 

 

 

これから建てるべきおうちのSWパネル

 

 

 

 

 

実際に同じ力の揺れをかけたときの変位量も筋交いのほうは大きく揺れているのに対し、

SW工法の方は変位量は筋交いの半分。壊れたりもしていません。

古いおうちの変位量

 

 

 

 

 

これから建てるべきおうちの変位量

 

 

 

 

 

耐震性も優れていることがよく分かります。

さらに住宅の耐震性能は国土交通省が2000年に定めた住宅性能表示制度の中で、耐震等級が1~3と示されております。

耐震等級の1.25倍の強さを持つものが耐震等級2

1.5倍の強さを持つものが耐震等級3

耐震等級3は消防署や警察署など防災の拠点となる建物がこの基準に相当します。

SW工法のおうちでは大規模な地震への備えとして最高等級の耐震等級3をお勧めしています。

そのために構造計算をしたり、実際に使われる構造材の大きさを太くする必要があります。

これだけでもSW工法って地震に強いんだなって理解できたと思います。

プラス・・・制震テープというものを使用しています。

 

 

 

 

 

パネルと柱を接着する面に制震テープというものを貼り、揺れを軽減。

一見ただの両面テープないの?ってぼくも思ってましたが、一度貼るとはがそうと思っても剥がせませんでした。

このSWパネル+制震テープでより地震に強いものになります。

熊本地震でも一度目の地震で揺れたときに柱や梁に止めていた釘などが緩み、建物がぐらぐらになり、2度目の大きな地震で倒壊…というケースが多くありました。

耐震等級3+SWパネル+制震テープで揺れを防ぎ、倒壊しなかったというデータも残っています。

家族の安心・安全を守るためにもこれは必須だと考えます。

ここまでお話しするとSWパネルが災害にも断熱性・気密性を高めるために大活躍していることが分かったと思います。

でもこんだけ優れたものって高いんじゃないのー??て思ったと思います。

性能を高めることで省エネにもなり日々のランニングコストが下がります。

次は省エネについてです。

 

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